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●カゼのひきはじめと漢方
●血液ドロドロのお話
●プール熱(咽頭結膜熱)にご注意!
●痛みに効く漢方
●「腎」のお話
●舌の痛み(舌痛)
●病は気から
●ナイスボディへの道
●ふらつきを訴える老人
●胃腸虚弱には高麗人参

●カゼのひきはじめと漢方 2006/10/6
だいぶん寒くなり、空気が乾燥してくるとカゼが流行りはじめます。カゼの症状は多彩で熱・のどの痛み・咳・鼻水・頭痛・悪寒などがあり、個人によって様々な形で表れます。

中医学には、カゼに用いる漢方薬が数十種類あり、その時の症状に合った薬を選択して体に無駄な負担を与えずに症状を素早く軽減していきます。

ここでおおまかに、カゼの引き始めの“なんとなく体の調子がおかしい”といった段階で服用していただく漢方薬をご紹介します。

□青い風邪

寒けが強い。
カゼのひきはじめで、ガタガタとふるえ、寒けがして、鳥肌、頭痛、肩のこり、関節や腰の痛みなどの症状を伴うタイプ。
昔から「卵酒を飲んで汗をかくと治る」といわれている症状。

代表的な漢方薬
葛根湯(かっこんとう)・桂枝湯(けいしとう)・麻黄湯(まおうとう)

アドバイス
青い風邪タイプは、お薬を服用した後に布団をかぶる、熱いうどんやお粥を食べて、しっとりと汗をかくようにするのがコツ。
□赤い風邪

のどが痛い・熱っぽい。
カゼのひきはじめで喉の痛み、熱っぽい、口が渇く、軽い寒けなどの症状を伴うタイプ。ポイントは、熱症状がある。

代表的な漢方薬
銀翹散(ぎんぎょうさん)・清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

アドバイス
「カゼのひきはじめには葛根湯」とよく言われますが赤い風邪タイプに用いますと(特に暑い季節に)症状を悪化させることもあります。
□黄色い風邪

カゼのひきはじめで、ムカムカする・体がだるい・下痢などのお腹の症状を伴うタイプ。

代表的な漢方薬
かっ香正気散(かっこうしょうきさん)・勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)

アドバイス
カゼのひきはじめの下痢症状に下痢止めを使用するとカゼの菌が胃腸に留まり、カゼを長引かす原因になります。

風邪薬は、正しく選んで、早く効く!漢方の風邪薬には眠くなる成分が入っていませんので運転する方や受験生にも安心してお飲みいただけます。
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●血液ドロドロのお話。 2006/9/7
漢方では血液のドロドロをお血(おけつ)といいます。お血(おけつ)とは血液の粘度が高くなり、血液の流れが悪くなった状態です。血液は人間の生命を支える重要な物質です。その血液が汚れたり、滞ったり、固まりやすくなると体に不調をきたします。お血(おけつ)の原因は運動不足・偏った食事・不規則な生活・・・など様々ですが、特に現代人はストレスが大きく関係しています。

■簡単! お血(おけつ)体質チェック
1.顔や唇の色が暗い。
5点
2.しみ、ソバカスが多い。
3点
3.慢性的な肩こりや頭痛がある。
4点
4.よく不整脈がある、また胸が苦しい。
4点
5.慢性的な関節痛。
4点
6.生理痛がひどい、生理にレバーのような血塊が混じる。
5点
7.下肢の静脈瘤が目立つ。
5点
8.舌は色が紫っぽく、黒いシミのような斑点があるか舌下静脈が太い。
6点
おけつによる肩こり
5〜9点:その体質の素因はありますが、注意していれば大丈夫。食生活や漢方などを取り入れてみましょう。10〜19点:ほうっておくと、その体質の症状が進みます。食事や生活の改善、漢方などを始めてみましょう。20〜29点:ズバリ該当する項の体質。食事や生活を見直すとともに、中医学のチェックを受けることもお薦め。30点以上:体の不調が出ているはず。食事や生活の改善のほか、中医学と西洋医学の診断と治療を受けましょう。
中医学読本(クロワッサン+)からの抜粋。
人間のカラダは血液が運ぶ酸素や栄養によって生き生きと保たれています。その血液の流れが悪くなると新鮮な酸素や栄養が末端まで行き届かなくなり、内臓や脳の働きを悪くし、病気を引き起こします。お血が関わる病気には、神経痛・リウマチ・関節炎・筋肉痛・冷え症肩こりアトピー性皮膚炎・乾性湿疹・ねんざ・打撲・骨折による古傷・頭痛・半身不随・血栓性血管炎・動脈硬化・高脂血症・糖尿病・高血圧症・月経困難(生理痛)不妊症・慢性胃炎・胃潰瘍・胆石症・前立腺肥大症・肝炎・肝硬変・健忘・不眠・イライラなどがあり、身近に存在します。お血(おけつ)を予防するには、毎日の生活が大切です。適度な運動を行い、ストレスをためないように心がけましょう。食事では、イワシやアジ・さばなどの青魚、ししとう、サヤエンドウ、ほうれん草、トマト、シソなどの野菜には血液をサラサラにする効果があります。できてしまったお血(おけつ)は、除去しないとなかなか自然には取り除けません。中国漢方では「活血化お薬」と呼ばれる漢方薬を用いて、ドロドロの血液をサラサラにしてスムーズに流れるように改善します。

「活血化お薬」には症状に合わせていろいろとありますので漢方薬の相談できる薬局・薬店にご相談ください。
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●プール熱(咽頭結膜熱)にご注意! 2006/8/4
最近、新聞等でプール熱が大流行していることが報じられています。過去10年で最大の流行だそうです。
<プール熱とは>
プール熱の正式名は「咽頭結膜熱」でプールの水を介して伝染することから「プール熱」と呼ばれています。実際にはプールに入らなくても咳やくしゃみ等から飛沫感染することも少なくありません。
おもに6月頃から増加しはじめ、7〜8月に患者数のピークを迎えまが、温水プールなどの普及などにより1年を通してプール熱は発生しているようです。約8割は5歳以下の小児です。
プール熱(咽頭結膜熱)
<プール熱の症状>
高熱(39〜40度)が4〜5日続き、のどの痛みが強く、咳がでます。また結膜炎の症状として目の充血・目やにがでます。この他に頭痛・吐き気・下痢・腹痛・食欲不振などの症状を伴うこともあります。
<プール熱の治療>
特効薬はなく、症状を抑える対処療法が中心です。
漢方での対処
初期の熱に対して清熱解毒作用のある生薬からなる銀翹散(ぎんぎょうさん)=天津感冒片(てんしんかんぼうへん)で熱・のどの痛みを取り除いたり、清熱解毒作用の強い板藍根(板藍茶)・五行草(五行草茶)などを併用します。
<プール熱の予防>
プールから上がった後はよく目や手を洗い、うがいをする。プールの水をシャワーで洗い流してください。感染経路はプールだけとは限りませんので、タオル、洗面器、食器等を共用しない。便にもウィルスがいますので排泄後やオムツの交換後にはしっかりと手を洗うことが重要です。
<プール熱の負けない元気な体作り>
プール熱やインフルエンザの大流行の理由の一つに免疫力の低下が考えられます。人間にはウィルスなどの異物から身を守る免疫力が備わっています。しかし生活習慣・食生活の乱れやストレスの増加などにより免疫を生み出す力が衰え、様々な感染症の危険にさらされます。
中医学では免疫力や防衛力を「衛気」の働きと考えます。「衛気」を高めるものとして「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」があります。「玉屏風散」の名前の由来は、玉のような(立派な・丈夫な)屏風を立てて外から邪気の侵入を防ぐという意味から名付けられました。日本で製品化されたものが「衛益顆粒」になります。プール熱などの感染症に対して免疫力を高めることを日頃から心がけておくことが大切ですね。
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●痛みに効く漢方 2006/7/21
痛みには、リウマチ・生理痛・頭痛・蓄膿症・三叉神経痛・耳痛・流行性耳下腺炎・咽喉痛・口内炎・肩こり・五十肩・寝違え・肋間神経痛・帯状疱疹・胆石症・慢性肝炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・過敏性大腸炎・急性腰痛・慢性腰痛・腰部椎間板ヘルニア・腎・尿路結石・ベーチェット病・膀胱炎・痔・裂肛・変形性膝間接症・坐骨神経痛・レイノー病・癌などさまざまな痛みがあります。しかし漢方では古くから「通じざればすなわち痛む」(何らかの原因で体の経絡・機能あるいは気血の運行が障害された時に痛みが引き起こされる)という考え方があります。例えば、氷水に手を入れて少しすると痛みを感じるはずです。これを漢方的に考えると指先が氷水で冷やされ血管が収縮し血液が通じなくなったことで痛みが発生したと考えます。
上に挙げました疾患も同様に何らかの原因で経絡・機能・気血の流れに障害がおこり痛みが引き起こされたと考えられます。
西洋薬は一時的に痛みを止めることは可能ですが、原因を取り除けなければ痛みは再発してしまいます。漢方は西洋薬ほど即効性ではありませんが、痛みの原因をつきとめ取り除くことで痛みを改善します。何度も繰り返す痛みや慢性的な痛みは漢方の得意分野だといえるでしょう。
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●「腎」のお話 2006/6/26
 「」といえば腎臓や泌尿器系を思い浮かべる方が多いと思いますが、中国漢方では体を機能で五つ(肝・心・脾・肺・腎)に分類し、その中のひとつを「」と考えます。」の働きは現代医学でいう腎臓の機能だけでなく、生殖系(睾丸・卵巣)、ホルモン系(副腎性腺・甲状腺・脳下垂体)、骨系(歯・骨・骨髄)、その他に成長発育免疫の働きも併せもった生命の源と位置づけられています。このことからも」は生命活動を行う上でとても大切な働きをしていることが分って頂けると思います。 「」の働きは20代後半をピークして、徐々に衰えていきます。50歳を迎えるころにはかなり衰えて閉経を迎えます。この「」の衰えには個人差があり、早く衰えると老化が早く進み、老化、不妊、インポテンツ、骨粗鬆症、更年期障害、夜間尿、頻尿、耳鳴り、難聴、腰痛、足腰の無力感などの症状が現れます。「」を元気にする食べ物にはヤマイモ・ゴマ・クルミ・すっぽん・うなぎ・なまこ・豚肉・昆布・わかめなどがあります。生薬では鹿茸(鹿の角)・海馬(タツノオトシゴ)・ゴウガイ(オオヤモリ)・胎盤エキスなどの動物性の生薬が用いられます。健康で元気に長生きするためにも「」を大切にしてください。
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●舌の痛み(舌痛) 2006/6/12
 最近、相談に来られる症状に舌の痛み(舌痛)があります。西洋医学でシェーグレン症候群・扁平苔癬・カンジダ症など特定できる場合もありますが、問題なのは検査や舌全体にもこれといった変化がみあたらないのにヒリヒリとした痛みがある方です。特に40歳以上の女性に圧倒的多くみられるのが特徴です。漢方では、何らかの熱が舌痛の原因になっていると考えます。熱の発生原因はさまざまで、ストレス・不眠・食事の不摂生などがあります。40歳以上の方の多くの発生原因は陰虚(体液不足)にあります。 神戸・元町(三宮)の漢方薬局 翔貴:裂紋(舌痛)
身体を車に例えますと、エンジンを冷やすラジエターの水が少なくなるとエンジンがオーバーヒートをおこすように陰虚になると身体にいらない熱がこもります。このいらない熱が、舌痛という症状をおこすのです。陰虚の方は、手足のほてり・焦燥感・ねあせや“本をめくる時に舐めないとめくれない”とか口の中を頻繁に潤したくなったり、ひどくなると舌が赤く、田んぼの地割れ(裂紋)のようになります。身体を潤しながら熱を冷ましてくれる食べ物は冬瓜、西瓜(皮の白い部分)、梨などがよいです。そのほかにもやまいも、緑豆、オクラやコラーゲン(すっぽん・豚足・ツバメの巣)の入った食べ物です。

漢方薬では体質により使い分けしますが、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)・麦門冬湯(ばくもんどうとう)・黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)・知柏地黄丸(ちばくじおうがん)・天王保心丹(てんのうほしんたん)・加味逍遥散(かみしょうようさん)・清心蓮子飲(せいしんれんしいん)などを使います。
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●病は気から 2006/6/7
毎日、いろいろなお客さまが来られますが、その中でも南京町やビジネス街の近くということもあり、比較的若いお客さまが多く来られますが、その中でもストレスの影響による病状で来られる方が増えました。症状は頭痛・下痢・生理不順・不眠などをはじめ、生活習慣病(糖尿病・高血圧・高コレステロール・肥満)、不妊症、免疫疾患(アトピー・リウマチ)など病状はそれぞれ違うのですがストレスが原因になっていることがよくあります。よく「病は気から」と言いますがストレスによる精神的な負担や情緒の変動があるとたくさんの気血を消耗したり、気血や臓器の機能を失調を招き、病気の原因になることがあります。病気にならないためには普段から睡眠・食事・運動・休息などの健康管理に心がけることがストレス社会で生き抜く重要なポイントです。中国漢方では二千年前の医学書に「病気の原因は心が捕らわれることですよ。」と書いてあります。これは現代でいうと、まさにストレスにあたります。ですから昔から中国漢方ではストレスの緩和について研究され、ストレスに効果のある生薬や漢方薬が発見されてきました。その中でも代表的な生薬に柴胡があります。柴胡には「疏肝」という働きをします。「」には“塞がっているものを通すという意味があり、「疏肝」とは肝に滞った気を通し、肝の働きを正常にするということを表しています。ストレスによる胸や脇のあたりの張りや不安感などのストレスからくる症状の治療に用いられます。柴胡を使った代表的な漢方薬には逍遥散小柴胡湯柴胡加竜骨牡蠣湯柴胡桂枝湯などがあります。
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●ナイスボディへの道 2006/5/27
ダイエットを試みるとき、一番に思い浮かぶことは食事制限ではないでしょうか。しかし本当のダイエットは新陳代謝を活発にすることです。「食べない」と体内機能は低下し、代謝機能もスムーズにいかず、排泄されるべきものが溜まってしまう。長い目で見るとリバウンド太る原因になります。そこでカギを握るのが酵素です。体内生産される酵素(消化酵素、脂肪分解酵素など・・・)は、あらゆる代謝機能に深く関与し、私たちの体を常にベストの状態に保ってくれています。「カラダに必要なものを食べる」ことと、「体内酵素を最大限に働かせ、余分なものを体の中に残さない」ということがナイスボディへの近道であり、ダイエット成功へと繋がります!
ポイント
1.酵素の豊富な食品を摂る。
胃腸の負担(消化酵素)を軽くする。消化活動の省エネができれば、余ったエネルギーを他の機能にまわせるので、体内全体が活発化する(=代謝アップ)。過剰な食欲も調節され始める。
酵素が豊富な食品
旬の生野菜、新鮮な果物(特にバナナ・パパイヤ・パイナップル・メロン・マンゴー・アボガド・ブドウ)などは高酵素食品です。また発酵食品、新鮮なハーブ類、ニンニク、ねぎ類、ナッツ類などにも多く含まれます。酵素は熱に弱いので熱は加えないことです。
2、よく噛み、ゆっくり食べる。
3、食物繊維をたっぷり摂る。
腸の機能がきちんと働いていることも大切。海藻類・きのこ類・小豆や緑黄野菜などをたっぷり摂る。
4、血液さらさらをめざす。
酵素食品との食べ合わせで、しっかり消化吸収されれば血中に未消化物を残さないので、速やかに栄養素や酸素を運べる。静脈瘤やむくみも解消される。
5、水分の溜めこみを解消。
「水太り」・「むくみ」は水分の排泄が上手くされていないことが大きな原因。摂取したタンパク質が筋肉で有効に働いていないことが多いので、VB群、VC、ミネラルを一緒にたっぷり摂ることで、酵素の働きを活性化させる。その結果、水分代謝も活発になります。
適度な運動と共に、代謝能力をアップさせることで効果的。それでもなかなかスリムにならない人はカラダのバランスが崩れていることが原因。漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。お気軽にご相談ください。
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●ふらつきを訴える老人 2006/5/8
ゴールデンウィークも終わり、南京町も落ち着きを取り戻しました。連休中にひとりのご老人がふらつきがひどいということでやってきました。年は74歳、大柄でしっかりしたようにみえました。しかし、3日ほど前から、座ったり寝ていると大丈夫なのに起立するとふらつき、まっすぐ歩けないとのことでした。座った状態と起立した状態で血圧と血流測定をしてみると、元気不足はみられたが血流はさほど悪くはなくなかったのですが、血圧が座位で139/90、立位で153/100でした。このように立位の状態が座位の状態より高くなることはあまり好ましくありません。差が大きいと脳血管に障害がある場合があります。連休中ですぐに病院にいけないということだったので漢方薬を処方することにしました。このご老人は元気がないことが原因で血流が悪くなり、特に起立状態で頭に栄養や酸素が運ばれにくくなっていると考え、血流をよくする漢方薬と血圧を下げながら元気をつける漢方薬を連休明けまでの4日分を飲んでもらい、安静にしていただくようにしました。
それから2日ほどして、その老人が足取り軽く入ってきました。漢方薬がよく効いたみたいです。血圧を測ってみても立位で130台といい感じでした。ご本人は、まだ少しふらつきの症状は残っているみたいですが歩くのに支障はないみたいです。このふらつきは疲れなどによる一過性のものだったらいいのですが・・・。一応、年齢的なものもありますので連休明けに検査だけはしていただくようお勧めしました。
このふらつきはご老人の身体のSOSだったのではないでしょうか。みなさまも何か体の不調を感じたときは我慢して悪くなってから病院にいくのではなく、身体のメッセージに耳を傾け、まずは信頼できるかかりつけの病院や薬局に相談してみてはいかがでしょうか?
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●胃腸虚弱には高麗人参 2006/3/9
胃や腸など消火器系の働きは、中国漢方の五臓六腑理論では“脾”と“胃”の働きに相当します。“胃”の働きは飲食物を受け入れ、初歩的な消化と吸収を行い腸におろして消化吸収を進めます。“脾”の働きは得られた栄養物を上部にある“肺”までに運びます。“肺”で清気(酸素)と結合させます。この結びついたエネルギー物質が“気”となるのです。慢性的な下痢が続く時には、“脾”と“胃”の障害で、特に“脾”の働きが衰えた状態にあると考えられます。生まれつき消化器系が弱い人や不摂生で胃腸を壊した人によくみられます。胃腸が弱ければ“気”(生命エネルギー)が不足し、満足な日常生活が営めず、不本意な一生を過ごすことにもなりかねなせん。このような脾の虚弱を救うためによく用いられるのが滋養強壮薬として名高い高麗人参を主役とした処方です。人参はウコギ科の植物の根で、良品は朝鮮半島や中国吉林省で生産されます。人参を使った処方には、寒がりで冷えると下痢するタイプには「人参湯」、早朝に下痢をするタイプには「真武湯(しんぶとう)」、食欲がないタイプには「香砂六君子湯」、胃下垂のタイプには「補中益気湯」などです。
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